シャドウ
前にきみに話したことがあったね
感情は自分が作っているって
怒り 憎しみ 悲しみ…
否定的な気持ちを被せていくシャドウの存在
そんな動けなくなる感情の元が自分の中にあるシャドウだと気づかないでいた時期には 辛かったね
そんな存在を認めることなど出来る訳もなく 自分が絶対に関わっていない外へ その対象を求めていたね
ストレスにすり減り気力も失せていた あのころ
それでも 幸せになりたかったんだよね
きみの表情には人への怒りと 認めてもらえない悔しさが満ちていたね
見せつける為には 自分が傷ついても 人が泣いても 満足できなかったね
関係性を信じることを拒み その痛みに沈む人がいても信頼をよせることができなかったね
あの時までは
自分の中にあるシャドウが 実は 強い光と共にあると気づくまでは